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2016年11月 9日 (水)

第1回学習会0810ほうこく

20130810photo

 第1回学習会は、8月10日、文京区男女平等センターで開かれました。
開場18:00、開会18:30で、定員25名のところ32名の超満員となりました。

 会場は熱気にあふれました。
 呼びかけ人である温品(ぬくしな)さんの挨拶のあと、司会は田島、最初に
参議院議員川田龍平さんからのメッセージが紹介されました。

 目次

ICRPは外部被曝リスクを1/10に過小評価している!

私は甲状腺摘出手術を受けて4ヶ月-子どもたちは大変だ

2013原水爆禁止世界大会報告

次回の学習会は?

ICRPは外部被曝リスクを1/10に過小評価している!

Photo  

 問題提起のトップバッターは温品惇一さんです。

 演題は「ICRPは外部被曝リスクを1/10に過小評価している!」

 内容は、

 A.心筋梗塞患者の医療被ばくの場合

 B.日本の原発労働者の場合

 C.
広島・長崎被爆者の発がん率

 この3つの事例から、ICRPは外部被ばく量を1/10に過小評価している、ということが論証されました。
 わずか35分で分かりやすく解説されました。

 また疫学調査の結果、原発労働者のがん発生は受けた放射線の量に比例して明らかに増加しているにもかかわらず、それを煙草や飲酒のせいにしてしまった放射線影響協会のごまかしも、ヤンワリと証拠を挙げて、あばかれてしまいました。

 1/10に過小評価しているということならば、公衆の線量限度は1mSvから1/100.1mSvに引き下げなければならない、原発労働者の線量限度は、20Svから2mSvに下げなくてはならない、ということです。

 ましてや、20mSvとか5mSvとか、大丈夫だとかなんとかとか、そんなこと言ってるのは言語道断です。……というのが温品さんの結論でした。

 ビデオの39分頃から活発な質疑応答が始まっています。双葉町前町長の井戸川さんも発言していらっしゃいます。

 講演内容はこちら

 講演動画はこちら

 質問の動画はこちら

私は甲状腺摘出手術を受けて4ヶ月-子どもたちは大変だ

Photo_2  

 問題提起の2番目は日野川静枝さんです。演題は、

 「私は甲状腺摘出手術を受けて4ヶ月-子どもたちは大変だ」

 日野川さんは、脳ドックを受けたことから偶然に右側の甲状腺にがんが見つかり、今年3月、その摘出手術を受けました。
 早期のがんだったので切除は右側だけで済みました。
 しかし、日野川さんは体験者として、福島の子どもたちのことがとても心配だといいます。

 福島のこどもたちのことを、できるだけ多くの人に考えてもらいたいと、プライバシーであるご自身の病床体験を、隠さず話すようにした、とのことです。

 ◆講演のビデオはこちらです。

 レジュメはこちら です。

 文字起しをしてくださったのは、「みんな楽しくHappyがいい」様

· <甲状腺がん>衝撃の体験談「甲状腺右葉を除しました」 日野川静枝教授 8/10(文字起こし)

· <甲状腺がん>日野川静枝教授質疑応答8/10(文字起こし)

 実体験が感銘をよびました。

 ご自身の体験に基づくレポートは衝撃的でした。「甲状腺がんは切除すればいい」という風潮が作られつつあるようだが、子どもたちは後遺症やガン再発の恐れに一生苛まれる。(アンケート、参加者さんの感想より)

 日野川さん、勇気あるご報告ありがとうございました。(同 Bさんの感想より)

 日野川さんは、危険性を確率論的に扱うことへの疑問を強調しました。
 誰が払う犠牲だというのでしょうか
?
 すべての生命は、唯一無二です、どんな人でも。
 そのことを原点として、個の生存権や人権を考え続けていきたい、と結びました。

 【参考】
 フクシマの核災害を考える/日野川静枝

2013原水爆禁止世界大会報告~「被爆者との連帯」について

Photo_3

 最後の発表は、長崎から帰ってきたばかりの大豆生田(おおまみゅうだ)千恵さんです。

 大会スピーチの中から大豆生田さんが注目したものを、ビデオで見せていただく予定でしたが、パソコンとの相性が悪く、残念ながら実現しませんでした(原水禁止世界大会のスピーチ参照)。

 器材の調整に時間が食われて、発表が大急ぎの状態になってしまったことは、大豆生田さんに申し訳ないことでした。

 気をとりなおした大豆生田さんは、今年の大会のトピックスと、その背景をこまかく説明してくれました。

 動画はこちらです。

 背景説明の文書はコチラです。

 アメリカ史から見ての原爆投下、あれは戦争を早く終らせるためではなかった! とずばり語ったオリバー・ストーンばかりに目が行きますが、注目点はそれだけではなかったようです。

 全米市長会議が行なった、国家予算から見たオバマ政権批判も見逃せません。

 また、長崎原爆病院の朝長(ともなが)院長が、被爆2世の発癌が心配な時期になってきたと、オスロの国際会議で強調してきたといいました。

 核兵器の人道上の問題がますます焦点になってきたそうです。
 一刻もはやい核廃絶、それを求める声が強くなってきたそうです。

 朝長氏に関連する2つの番組

   【文字おこし】2013.8.8 報道ステーション 『”遺伝的影響”本当にないのか 被爆二世の願い そして未来』

   「終わりなき被曝との闘い~被爆者と医師の68年~」 
NHKスペシャル 2013.8.6

 黒い雨~内部被曝の告発

 「黒い雨」による被ばく。被爆者の認定や補償求めるたたかいも、ヤマを迎えたそうです。

 「広島県黒い雨原爆被害者の会」が一人ひとり顔をだして訴えた本「黒い雨~内部被曝の告発」が紹介されました。

 資料「黒い雨のこと」

 最後に、

 「地球的責任のための技術者・科学者国際ネットワーク(INES)」から参加した、若い女性学者の発言がとても頼もしかったと、大豆生田さんは語りました。

 次回の学習会は?

 3人の発表と熱気あふれる質疑応答がおわり、次回829日は今回の続編として、かつまた、820日の12回福島県県民健康管理検討委員会を受けて、「子どもの甲状腺がん」をテーマとすることになりました。

 今後の勉強会は参加者全員で作って行きたい、会場から次回実行委員を募ったところで、2120分お開きとなりました。

(文責・田島)

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