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2016年11月 1日 (火)

被ばくミニ知識2 「線量限度」は年間1mSv、「線量目標値」はその20分の1

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 ICRP(国際放射線防護委員会)は1990年勧告において、一般公衆被ばく(自然放射線医療被ばくをく、原発などによる追加被ばく)の線量限度を、年間1ミリシーベルトとしました。

 ICRPはまた、年間1ミリシーベルトでも影響可能性めています。

 1ミリシーベルト以下なら安全というわけではなく、追加被ばくゼロを目指すのが国際的原則です

一般公衆は誰もが1ミリシーベルト以下に

そもそも、線量限度とはどういう意味でしょうか?

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 被ばく線量ごとの人数をグラフで示すと、左図の茶色のように被ばく線量の低い方に集まります。

 線量限度とは、平均値ではなく、「すべての人々の被曝線量がこの基準を超えるべきではないとされる上限値」1ですから、線量限度は図の右端に位置します。

 ミリシーベルトを超えて被ばくする人が誰もいないようにする、ということです。

24時間屋外にいても1ミリシーベルト以下に!

屋内では放射線がさえぎられ、屋外より線量が低くなりますが、誰もが線量限度を超えてはならないのですから、24時間屋外にいる人でも、1ミリシーベルト以下でなければなりません(防護原則)。

 「原子炉等規制法」などでは、原発施設の敷地境界の空間線量は、年間1ミリシーベルトを超えてはならないと規定されています。

 これが守られていれば、誰もが線量限度1ミリシーベルトを超えないからです。

「線量目標値」は年間0.05ミリシーベルト

ICRPはさらに、被ばく線量を線量限度よりも低く、できるだけ下げるよう求めています。

日本政府はそれに応え、公衆被ばくを低減する努力目標として、原発敷地境界で年間0.05ミリシーベルトという線量目標値を定めました2

線量目標値は上図の左側のタテ線で、右端のタテ線=線量限度1ミリシーベルトの、20分の1です

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再稼働準備中の川内原発

1「放射線防護マニュアル第3版」草間・小野著、ICRP1990年勧告要約

2「線量目標値に関する指針」原子力委員会1975http://goo.gl/Vl4i2h

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