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2016年12月19日 (月)

12.17被ばく学習会「放射能の危険性:ECRRの考え方」、動画と資料です

2016年12月17日の第33回被ばく学習会「放射能の危険性:ECRR(欧州放射線リスク委員会)の考え方」は、52名の参加で盛況でした。ありがとうございました。

 ECRRの2010年勧告は2011年11月に出版されましたが、監訳された山内・神戸大教授がECRRについて講演されるのは、今回が初めてだそうです。画期的な学習会になりました。

 資料を拝見すると何やら難しそうですが、とても分かりやすくお話しいただきました。秋田さんが撮影してくださった動画を、ぜひご覧ください。

 <第5回福島甲状腺がん国際会議「提言」批判:温品惇一・共同代表>

Photo_3 12月9日に笹川陽平・日本財団会長から内堀・福島県知事に提出された「提言」は、福島小児甲状腺がんが放射線の影響であることを否定し、高性能の超音波装置で検査したので「放置して構わないがん」を見つけただけ、と「過剰診断」論を主張するものでした。

 その誤りを具体的に指摘し、12月27日に開催される福島県県民健康調査検討委員会で「提言」が取り入れられることを危惧しています。

 資料はこちら
 動画はこちら

<ICRPとECRR:田島直樹・共同代表>

Photo 山内さんのお話を伺うに当たって、ICRPの長所と問題点、ECRR勧告の注目点などの指摘です。

  動画はこちら

<ECRRの考え方:山内・神戸大教授>

Photo_4 前半:2010年勧告の内容を分かりやすく話されました。

    ・英国セラフィールドの小児白血病など多くの例で、ICRPの考え方から予想される300倍もの影響が出ている。ICRPは「だから放射能の影響ではない」と言うが、実際に300倍もの被害が出ていることから出発すれば、ICRPのリスク推定が間違っている、ということ。

    ・公衆の線量限度を0.1mSv、被ばく労働者の線量限度は2mSvに引き下げるべき。

   動画はこちら
      資料はこちら
 後半:放射能の影響を評価するには汚染されていない場合と比較する必要があるが、北極の氷からもプルトニウムが検出されている。
 ICRPのリスク評価の中心になっているヒロシマ・ナガサキのデータは内部被ばくしている人を「被ばくなし」として計算されている。
 内部被ばくの実効線量計算方式は問題が多く、ECRRは修正を提案。
 ごく低線量では線形しきい値なしモデルよりリスクが大きいとする「2相的線量応答」の可能性。
 動画はこちら
 資料はこちら。(前半と同じです)
<今後の予定>
・首都圏の空間線量・土壌セシウム測定
  あれから6年・・・・。いまの汚染状況を調べます。
  有楽町駅の近くに空間線量の高い地域がありました。
  お住まいの地域を調べたい方はanti-hibaku@ab.auone-net.jpまでお申し込みください。
  資料はこちら
1月の第34回学習会「見てきた30年後のチェルノブイリ」
  講演:片山夏子さん(東京新聞記者)
      七沢 潔さん(NHK放送文化研究所・上級研究員)
  1月21日(土) 午後1時開場 1時15分~5時15分
  文京区・アカデミー茗台・学習室A
  チラシはこちら

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