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2017年2月 5日 (日)

被ばくミニ知識 3 放射線を測る、空間線量と個人線量

被ばくミニ知識 3   2015.7     放射線被ばくを学習する会

      
      放射線を測る、空間線量と個人線量
      

空間線量を測るには

_edited2  福島原発事故によって、土地、建物、田畑、森などが広く放射能汚染され、空気中に放射線が飛び交っています。外部被ばくで問題になるのはガンマ線です。

空気中のガンマ線を上の写真にあるようなサーベイメーターで測ると、「マイクロシーベルト/時」など空間線量を表示します。時間当たりの量なので、空間線量率といいます。

実際は空気に吸収されるガンマ線のエネルギーを測っているのですが、皮下1センチの人体に吸収されるエネルギーに換算してマイクロシーベルト/時で表示します。

(左のサーベイメーターの測定部分は筒状ですが、右のものと同様、四方八方から飛んでくる放射線を全部測れるように設計されています)

ガイガーカウンターはベータ線も測るので、眼や皮膚などへの影響や内部被ばくのおそれがある放射性物質のありかを検知します。

モニタリングポスト

 Photo_2 左の写真はどちらもモニタリングポストと呼ばれ、空間線量を測りますが、表示するものが少し違います。

左の「リアルタイム線量計」はサーベイメーターと同じように人体に吸収される線量に換算してマイクロシーベルト/時(μSv/h)などで表示します。

右のモニタリングポストは空気吸収線量をそのままマイクログレイ/時(μGy/h)などで表示します。シーベルト単位で表示される数字より約2割小さい数字になります。

作業による被ばくを測るには

 

Photo_3 原発作業員、レントゲン技師など、被ばく作業に従事する人は、被ばく線量が高いので、個人線量で管理すると規定されています。

アラーム型個人線量計、ガラスバッジなどで一人ひとり測定します。

作業者の線量限度は年間20ミリシーベルトです。

ガラスバッジは1ヶ月測定後、回収して積算線量を計測します。

アラーム型個人線量計は、その時々の被ばく線量率を表示し、線量が高い場所では警報が鳴ります。

住民の被ばく線量は空間線量で管理すべきです

実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則の規定に基づく
線量限度等を定める告示の趣旨


第三条 (周辺監視区域外側の)線量限度は次のとおりとする。

 一 実効線量については、1年間につき1ミリシーベルト

第十一条 外部放射線に係る線量は空間線量とする。

 「原子炉等規制法」などで、住民の外部被ばく線量は空間線量で管理するよう定められています(上の表)。 

そうすれば屋外で過ごす時間が短い人も長い人も、24時間屋外ですごす人でも、誰もが年間1ミリシーベルトの線量限度を超えない上に、多くの人の被ばく線量を1ミリシーベルトより低く抑えることができからです。

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