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2018年12月17日 (月)

A4片面で分かる『放射線のホント』ウソ宣伝の数々

放射線・放射能の危険性を無視

 『放射線のホント』(以後『ホント』)には、放射能の怖さの説明は一切ありません。放射線は可視光線などと同じ電磁波と説明されています。可視光線の数十倍のエネルギーを持ち、私たちの身体に当たると、遺伝子を傷つけ、がんなど、いろいろな健康被害を引き起こすことは隠されています。

                  
被ばくに安全な量はないのに、「ふだんの身の回りの(放射線)量はわずかなので、健康への影響はありません。」

 どんなにわずかな被ばくでも、影響があります。しかも被ばく影響は蓄積します。ところが『ホント』は わずかな被ばくでは健康への影響はない と言います。

 これは日本の放射線防護法体系の基礎をなすICRP(国際放射線防護委員会)勧告を根本から否定する大ウソです。

                  
累積1ミリシーベルトで子どものがんが増えるのに100ミリシーベルト未満の被ばく影響は検出困難」

 最近、CT検査を受けた68万人の子どもや、イギリス、スイスの自然放射線量の違う地域で暮らす子どもたちの調査などにより、累積1ミリシーベルトの自然放射線でも子どものがんが増えることが明らかにされています。ところが『ホント』は、これらを無視し100ミリシーベルト未満では放射線影響の検出は困難などとウソ宣伝を行っています。

放射線のリスクと生活習慣のリスクを比較して、東電・政府の責任逃れ

 福島原発事故で放出された放射能による被ばくは、東電や政府の責任です。ところが『ホント』はたばこや塩分の取り過ぎなど生活習慣のリスクに比べれば放射線のリスクは大したことはないと言い、政府や東電の責任逃れを図っています。

                  
比較できないものを比較するトリックで日本の食品放射能基準は世界でもっとも厳しいレベル」

 原発事故翌年の「平常」時の日本の基準値と、緊急時の外国の基準値を比べて「世界でもっともきびしいレベル」と称しています。同じ条件のものを比べなければいけないのに、日本の基準値が厳しく見えるように比べるトリックです。

                  
甲状腺がん多発も無視して、「健康影響は出ていないし、今後も出ない」

 福島原発事故当時18歳以下だった210人以上に甲状腺がんが発見され、地域差などから放射能影響が明らかです。

 しかし『ホント』は「健康に影響が出たとは証明されていません」と無視しています。

                  
子どもや若い人は帰れないのに「日常的な暮らしが戻りつつあります」

 難指示が解除された地域にも日常的な暮らしが戻りつつある、というのが『ホント』の結論です。ふるさとが放射能汚染され、子どもや若い人たちはほとんど戻れず、自然の恵みを享受することもできない福島の人々の苦悩を無視し、「日常的な暮らし」と称しています。ウソ宣伝、ここに極まれり!

(文責:温品惇一)

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