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2019年1月20日 (日)

1.16ミニ学習会は超満員の盛況でした

 1月16日(水)午後、渋谷区勤労福祉会館・第4洋室でミニ学習会「原発事故が飯舘村にもたらしたもの」を開催しました。いいたてファームの元管理人で、現在も飯舘村で暮らしておられる伊藤延由さんのお話に、定員30名の部屋が超満員の盛況でした。

8593_2  伊藤さんは事故前年から「いいたてファーム」という農業研修所の管理人として飯舘村で生活され、福島原発事故を体験されました。

 飯舘村の放射能測定を通じて京大の今中哲二さんらと交流、空間線量計や個人線量計、食材や土壌のベクレル測定などを駆使して、政府の発表を監視してこられました。

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 以下は温品の独断と偏見で、特に関心を持った箇所です。
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 ・2018年4月、飯舘村内に認定こども園を新築、中学校校舎を改装して小中一貫校をスタート、計105名。但し90%以上は福島市、川俣町など村外からスクールバスで通学。 他の自治体に比べて人数が多いのは、「子どもを育てるなら飯舘村」と宣伝し、教育費を一切無料にしているから。

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 ・樹木のセシウム吸収 :セシウムは樹皮に集まり、心材には移行しないとされていましたが、樹齢100年のスギを伐採・調査したところ、心材に放射性セシウムが多く、100年も育ったスギが・・・。 

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 ・落ち葉放射性セシウム濃度が高い(2000Bq/kg程度)。根から吸い上げられたセシウムが葉に集まり、落ち葉となって根本に貯まり、セシウムの循環が起きていると思われる。

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 ・ホールボディカウンターの値が突然1800ベクレルを超えたので、再検査したが同じ結果。産地から「安全」と思って食べたコシアブラが原因らしい。

 温品がこの測定値をグラフ化(縦軸は対数目盛)したところ、体内の放射性セシウム量は日を追って指数関数的に減少していること、コシアブラを食べた日に体内に取り込まれた放射性セシウムは約2900ベクレル、生物学的半減期は77日と推定されることが分かりました。
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(注) 近似直線の式:y=2850.9e-.0.009x にx=ゼロを代入すると、y=2850.9(有効数字2桁とすると2900)ベクレル。
 生物学的半減期=ln0.5/0.009=77日

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 ・飯舘村の除染地域の土壌を調べると、除染されたはずなのに2万Bq/kg前後ある場所がほとんどで、100Bq/kg以下は1箇所だけだった。ろくに除染していないおそれがある。

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