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2019年6月11日 (火)

『放射線のホント』、『食品と放射能 Q&A』の廃刊を求める再申し入れ書に、年末ギリギリのナンセンス回答!

 2018年10月10日、厚労省、消費者庁、復興庁に対し、復興庁パンフ『放射線のホント』および消費者庁パンフ『食品と放射能 Q&A』の廃刊を求める下記の再申し入れ書を、阿部知子議員事務所を通じて提出しました。

厚生労働大臣 根本 匠 殿
内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全) 宮腰 光寛 殿
復興大臣 渡辺博道 殿

パンフレット「放射線のホント」、「食品と放射能Q&A」の
廃刊を求める再申し入れ書

2018.10.10
放射線被ばくを学習する会
連絡先(略)
anti-hibaku@ab.auone-net.jp

  さる8月9日、私たちは同日付申し入れ書「飲料水の放射能基準値・国際比較の誤りを正してください」について、阿部知子・衆議院議員事務所の仲介のもと、厚生労働省、消費者庁、復興庁の各担当者と話し合いました。

<状況が違う表にしてしまった!>

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 その結果、「放射線のホント」や「食品と放射能Q&A」に掲載されている放射能基準値比較表は、日本と海外で状況(フェーズ)が全く違うことが明らかになりました。上の図のようにEU、米国、コーデックス(輸入品の国際規格)の数値は緊急時のゆるい基準値なのに、日本の数値は原発事故発生から1年経った「平常」時の基準値になっています。比べる状況が、日本と外国では全く違うのです。そんな無茶苦茶な比べ方をして、“世界で最も厳しいレベルの基準”などと吹聴していたのです。

<『放射線のホント』、『食品と放射能 Q&A』の廃刊を求めます>

 『食品と放射能 Q&A』は“世界で最も厳しいレベルの基準”とはうたわず、「各国で食品の摂取量や放射性物質を含む食品の割合の仮定値等の影響を考慮してありますので、数値だけを比べることはできません」と注釈をつけてはいますが、「平常」時の日本と緊急時の外国を比べているという肝心の点には一切触れていません。

 このようなトリックを用いて、国民を欺く宣伝を、国民が納めた税金で行っていることは到底許すことができません。

 速やかに私たちとの話し合いに応じ、パンフレット『放射線のホント』および『食品と放射能 Q&A』の廃刊、ウェブ上からの抹消を決断されるよう、強く求めます。

以上

 再申入書を出して2ヶ月半、まったく応答がないので、さすがにグウの音も出ないのかと思っていたら、年末も押し迫った12月26日、ようやく下記の回答がありました。

パンフレット「放射線のホント」、「食品と放射線Q&A」の廃刊を求める
再申し入れ書に関する会議への出席依頼についての回答について

 平成30年10月10日(水)にご依頼いただきました標記申し入れにつきまして、関係3省庁を代表して、復興庁から以下回答させていただきます。そのため、「放射線被ばくを学習する会」への直接の説明は遠慮させていただきます。
 「放射線のホント」及び「食品と放射能Q&A」を廃刊すべきとのご指摘について、見解は以下のとおり。
 1.EU、米国及びコーデックス委員会の食品中の放射性物質に関する基準等については、原子力災害が発生した後、災害発生国から輸入される食品や自国内で生産された食品の流通等の規制に用いられる一般的な基準等と承知している。

 2.日本の食品中の放射性物質に関する基準についても、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、食品の流通等の規制に用いられるものとして設定している。

 3.ご指摘の「平常時」や「緊急時」の意味するところが必ずしも明らかではないが、「放射線のホント」及び「食品と放射能Q&A」に掲載している日本及び海外における食品中の放射性物質に関する基準等は、いずれも食品の流通等の規制として、原子力災害が発生した後に用いられるものと認識している。

 4.そのため、不適切な比較をしているとのご指摘にはあたらないものであり、「放射線のホント」及び「食品と放射能Q&A」の廃刊を要するものではない。

 以上、よろしくお願いいたします。

2018年12月26日
復興庁

 緊急時も「平常」時も原発事故後なんだから比較しても問題ない、という、まったくナンセンスな「回答」でした。お得意の言い訳のしようもなく、「比べてはいけないものを比べていました」と認める以外に道はないことを「自白」したようなものです。

 今後さらに『放射線のホント』廃刊署名活動を進め、廃刊を実現したいと思います。

(文責:温品惇一)

 

 

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