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2020年6月 8日 (月)

6.7 第2回お試し・ネット学習会を開催しました

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 2020年6月7日、第2回お試し・ネット学習会を38名の参加で開催しました。

 「中間チェック:政府の新型コロナ対策」 温品惇一(当会・代表)

  資料はこちら

 「コロナ禍に隠された東電福島原発事故被害の いま」

鴨下祐也さん(いわき市から避難)

  避難住宅問題の経過こちら

     避難住宅資料はこちら

   福島原発被害者訴訟判決判決の資料はこちら

     申し訳ありません。録画ミスのため、今回の学習会動画はありません。

 

 <ご質問、感想から>

 6月7日のネット学習会では参加者の皆さんお一人ずつに、ご質問・ご意見をおねがいしました。

 学習会を録画し損なったので、当日のご質問・ご意見などを思い出してお送りいただきました。

 以下、順不同で掲載します。

 ● 遠隔地の方も参加できるのは最大のメリットでしょうね。

     費用もリアル集会に比べればあまりかからないと拝察いたします。

  また誰かの発言中にチャットでメッセージがどんどん出てくるというダイナミックさはリアルの集会にないものです。同時並行で進行できて理解を助けます。すごいですね。

  逆に、順番に発言の指名が回ってくるとき、対面なら前や隣の人の指名が来たら、次は自分だなと想像つくのですが、今回のネットでは突然ご指名が来たのでドギマギしました。

  さらに回を重ねると参加者も慣れてスムーズな運営になると思います。

  <温品から>発言のお願いは、Zoom画面の下中央の参加者ボタン→参加者名簿で上から順にお願いしました。

 ● 検察庁法改正案反対ツイッターデモにみられるように、ツイッターの影響力が増しています。

     原発事故  は過去のことでしょうと言われることが、私も被害者の方々も多くなっています。
     被害者の方からは「どこか被害者の人たちと連携したい」という声も。

  皆様、ぜひツイッターを始めて、発信していただけましたら。

 

  鴨下さんへの質問・感想

 ● 鴨下さんの話で「被爆」と「避難」を分けて考える視点を持つ必要性が理解できました。福島の支援グループはたくさんあって、例えば「避難の共同センター」と鴨下さんの裁判闘争等はどう比較するのかと思いましたが、ただ避難して生活困窮しているから援助するというのではなく、被爆は東電・国等の責任だから保証しろという事なのかなと思いました。
  年配の人が議論を避けるとかいう事は自分をふり返って、そうだろうと思います。気力・体力がますます落ちてきます。苛立ちを与えるでしょうね。
  いつも思うのですが、物事をすぐ理解できる人は、理解できない人のことがわからないでしょうね(これは皮肉ではありません)。しかしこの会は努力していただき、ありがたいです。
  宇都宮さんも被爆の問題をよく理解できていないという事はむしろ心強く思いました。この時、「もっとわかるようにしないといけないんだな」というフォローがあったのは素晴らしい。

  鴨下さんのお話を伺って、国、福島県、東京都による区域外避難者への仕打ちはひどい、特に福島県議会が東京都に避難している5世帯に立ち退きを求める訴訟を起こすなど、わけのわからない、見せしめのようなことが起こっていることに腹がたちました。

  コロナ禍を口実にお手盛りの予算を組み、一方で、本来優先されるべき福島原発事故被害者の生活保障は打ち切るという、卑劣な安倍政権は許せない!

  私は、被ばく労働による白血病発症の損害賠償裁判(あらかぶ裁判)にかかわっていますが、低線量被ばくと病気の因果関係を認めさせるのは難しいところがあり、避難者裁判の弁護士が被ばくの被害については消極的になるのはそれゆえだろうと思いました。

  新規制基準による原発の安全対策は後付けで、基本設計はもとのままのうえ老朽化しているので、また過酷事故は起こると思います。政府は、原発事故避難計画でも、3密規制を適用して、PAZでもUPZでもなるべく自宅待機の方向に持って行きたいのだろうと思いました。それが一番安上がりで手間がかからないですから。

 ● 5月11日の福島県知事の記者会見で、テレビュー福島の記者が「自主避難者」に対する福島県の提訴について訊いていました。13日から始まったという裁判は鴨下さんのお話にあった国家公務員宿舎の未契約入居5世帯に対するものなのですか?https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/chiji/kaiken20200511.html#2 

鴨下:そうです。

  福島県の記者が県内での会見で「なぜ裁判という形なのか、改めて説明をお願いします」と聞いていたのが意外でした。

鴨下:私も意外でした。

参加者:テレビユー福島および木田修作さんは、自主避難者の住宅提供打ち切りをめぐる国の関与を明らかにするスクープ等でがんばっている記者さんです。今年度の日隅賞特別賞を受賞しています。

温品:貴重な存在ですね。

 ● 7月の都知事選は、小池知事が学歴詐称疑惑で不出馬かもしれません。立民も押すことになった宇都宮弁護士は、避難者の状況について十分理解されていますか? また、立民で2011年当時民主党政権中枢で対応にあたった枝野議員や福山議員はどうでしょうか?

鴨下:枝野議員や福山議員はよくわかりません。十分ではないようです。菅直人元総理のほうが理解してくれているようです。

   宇都宮弁護士には避難住宅無償提供打ち切りの件で半年くらい前に会いました。びっくりされたのですが、結果的には動いていただけませんでした。生活困窮者の支援をされているので、避難者も生活困窮者という視点でとらえられているようです。原発事故の加害や被ばく問題の視点はあまりないようです。前に都知事選に出た細川元総理の方がありました。

   福島県がああいう態度でも東京都もできることがあるのですか?
鴨下:東京都が都営住宅の無償提供などをすれば。
  :避難者の問題は福島だけの問題ではなく、特に都知事には東京の問題として当たってほしいものです。
鴨下:やはり東京都への避難者は一番多いのですから。

  温品への質問・感想

 ● 以前学習会で紹介のあった「原発は日本を滅す」の書籍を、さいたま市中央区の図書館にリクエストしたところ、入った、との連絡が先日あり、地域の図書館に原発関係の書籍が増えて良かったです。

 コロナウイルスの変異は何故起こるのですか? 分かりやすく説明してください。 

 温品:コロナウイルスの遺伝子は普通の生物のようなDNAでなりにはなくRNAです。RNAはDNAとは糖が違うので二本鎖になりにくく、複製するときに、本来と違う塩基になってしまう率が高くなるからです。

 (う~ん、難しい。会場から「基礎講座でどう?」とご意見が出ましたが、そうして頂けましたら有り難いと思いました。)

 ● PCR検査にしろ福島の避難者の問題にしろ、責任を持って実行するという態度が見られません。責任を取るという姿勢も見られません。

  私は岐阜県多治見市に住んでいますが、岐阜県保険医協会が5月1日から13日にPCR検査に関するアンケートを実施しました。PCR検査を保健所などに依頼したことがあると回答した医師133人のうち、7割が拒否されたと6月5日の中日新聞に掲載されていました。

  6月8日にも隣の市で看護師さんの感染者がでました。病院はてんやわんやですが、濃厚接触者しかPCR検査をしません。1ヶ月前よりすこしはましになってきているとはいえ、PCR検査の能力が秋、冬の流行期に間に合うのか、心配です。

 ● いままで、PCR検査数が少なく抑えられてきたのは、

      ・オリンピック参加のため(植草一秀氏ほか多数による)、

  ・感染研究所がデータや研究費を独占するため(上昌広氏による)、

  ・厚労省と感染研が感染症問題を取り仕切るため(上昌広氏による)

  ・感染研と厚労省が利権を守るため(ワクチン利権など、植草一秀氏による)、

  ・医療費削減のため(今回、温品さんによる)

  等が言われてきた。

  このほか、厚労省がなにかを隠蔽している感じもする。

  温品さんは、なにが本当の理由と考えておられるのか?

  温品:

  ・2~3月には「オリンピックのためにPCR検査を絞っている」と思っていました。
   しかしオリンピック延期が決まっても「PCR検査絞り」はとまりませんでした。

  ・「感染研がPCRデータを独占するため」と言っても、感染研はPCR検査をほとんどやっていません。
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   最近では感染研+地方衛生研究所+保健所より、民間検査会社がやっているPCR検査の方がはるかに多いいです。
  
・ワクチン利権については情報がなく分かりませんが、PCR検査絞りとどういう関係があるのでしょうか?
  ・厚労省が病院の縮小再編や保健所縮小を進めているのは、医療費の削減が目的のようです。「PCR検査絞り」も医療費削減政策の一環だろうと思います。

 ● 日本のコロナの感染者数・死者数が少ないのは、ドイツから見ると官邸による五輪圧力によってPCR検査を抑え、特に五輪中止回避のため公表感染者数・死者数をIOC向けに低く見せようという意図以外にはほとんど考えられません。2013年9月のIOC総会での五輪招致の際の安倍の「(福一の)状況はアンダーコントロール。東京(五輪)にダメージを与えさせない」に始まる一連の「フクシマ」の「見えない化」、「なかったこと化」の政策の時系列を俯瞰すれば、憲法改正と並び安倍の最大の偉業にしたい国威発揚・復興五輪の最大の障害である福島の原発事故のもみ消し、矮小化がこの7年間の安倍政権の所主要モチーフの一つであったことは明瞭であり、五輪のわずか半年前に突如浮上した新型コロナという新たな大きな障害を「モリカケ問題」や「桜を見る会」と同じ手法で安倍がもみ消そうと考えないわけがないと思われます(安倍政権における「あったことがなかったことになる症候群」〔玉川徹氏〕)。

温品:上記の質問「今まで感染者数が低く抑えられてきたのは、」を参照してください。

それに対する質問者の現在(7月2日)の意見:確かに一般にアジア・西太平洋で欧米に比べて感染者数が少ないのは、西太平洋地域共通の過去のコロナウイルスに対する免疫等による(児玉龍彦や島田眞路氏の仮説)のかもしれません。しかし日本の場合検査数が少ないのは、五輪圧力以外に(例えば上昌彦氏が言うように)専門家会議、感染研、厚労省等の組織・制度上の問題もあるかもしれないとはいえ、それらを仕切っているのは結局のところ(官庁の人事権も握っている)一強の安倍だから、それらの問題を是正してPCR検査を増やそうとしないのは、やはり確信犯的に放置して感染者数・死者数を低く見せようという魂胆とも考えられます。上氏が政府を直接批判せずに他の機関を批判しているのは、彼自ら暴露しているように「安倍政権の批判は控えろ」という圧力がメディアからあったからで、仕方なく間接的に政府批判をしているとも考えられます。
 

 また温品さんの「しかしオリンピック延期が決まっても『PCR検査絞り』はとま」らなかったという上のご回答は辻褄が合っています。延期だけでまだ中止にはなっておらず、また小池にとっては都知事選もあるので公表感染者数・死者数を引き続き抑える必要があったからでしょう。さらに言えば、仮にIOCが中止を決定しても日本は感染の抑止に成功した如く見せかけられれば中止の責任を諸外国に転嫁でき、政権を維持できると踏んでいるからではないでしょうか。しかしTwitterで囁かれているように現在の日本のコロナ死者数がたったの977人( 全人口の約0,0008%)なのにその中に志村けんや岡江久美子や岡本行夫などの複数の有名人が入っているのは確率的におかしい、PCR検査を受けられずに特に肺炎以外の病気(脳卒中、心筋梗塞、糖尿病等々)で死亡したためカウントされていない「超過死亡」に含まれる多数の無名の死者の暗数があるのではないかと疑われます。とにかく専門家会議は議事録を残さなかったり、6月24日に突如廃止されたり様々な疑惑を掻き立てます。

 ● 行政で、PCR検査をやっているのは地方衛生研究所が主。地方衛生研は、人員と予算の(大幅)削減のため弱体化した。検査能力はあるが(まったく)不十分(通常業務=コロナ以外の感染症のチェック等と並行してやる)。保健所も、(同様の大幅削減のため)PCR検査能力はゼロだと思う。(PCR検体の運搬や並行して行う)日常業務で手一杯の状態。
  地方衛生研はすべて手作業で検査していて、全自動PCR検査機器は持っていないのでしょうか?

  温品: PSS(プレシジョン・サイエンス・システム社)は厚労省の認可が遅いので、日本では認可申請していなかった。最近、厚労省がコロナ関係の認可を早めているので、5月の終わりに全自動PCR検査機器への保険適用を申請した。

 ● 新型コロナウイルスは遺伝子変異で欧州、米州、アジアの型があると聞きました。それぞれの遺伝子を調べれば欧州のほうが感染率や致死率が高く、アジアのほうが低い理由はわかるのではないですか?

 温品:

 1. 新型コロナウイルスのRNAを調べると、塩基配列が少しずつ違うウイルスが5000種類くらいあることが報告されています。しかし、その塩基配列の違いによってウイルスの性質が違うのかどうかは報告されていません。
  塩基配列が違っても同じアミノ酸に対応する場合が1/3くらいありますし、アミノ酸が変わっても、そのタンパク質の性質が大きく変わるとは限りません。

  2. 5000種類は大きくは欧州型、米国型、武漢・日本型などに分けられますが、例えば欧州でも日本型、米国型も流行しているので、型の違いで片付けられるかどうか、分かりません。

 ● 福島の原発事故で主に東日本の日本人は被ばくを強いられ、三田茂医師の「新被ばく者」宣言にいう、免疫機能の弱体化等を含む「能力減退症」が増加していると言われます。従って新型コロナウイルスは日本では諸外国とは違った作用を及ぼす可能性がありますが、その関連についての研究調査はあるでしょうか。

 温品:現在は新型コロナウイルス自体の研究で手が一杯で、とてもそこまで手が回っていないようだ。

 ● ウイルスのスパイク、細胞表面の受容体(膜タンパク)、抗体などにはタンパクに続いて糖鎖がつながっている。これは遺伝子だけではコードされない部分で、獲得免疫など後天的な情報を担っている。ヒトではグルコース、ラクトース、フコースなど10種の単糖を要素に一次元配列、及びその分岐があり、組み合わせ数は膨大になる。それらが細胞間の個体認識、抗原抗体反応等を担っている。ハイジーン仮説というものがあり、喘息、アトピー、花粉症は清潔過ぎる事が原因となっているという考えがある。獲得免疫、腸内フローラもこれに沿うもの。マスク着用、消毒を徹底する生活様式はこれに反するのでは。単糖を担うキノコ、キチン質を含むエビ、カニ等の食生活も大切。ワクチン等の薬剤開発も数か月単位の時間が必要でDNAウイルスに比べ突然変異率が高いウイルスへの対応は遅れたものになる。従って、スウェーデンが進める集団免疫論が、高齢者等のハイリスクグループ隔離等の課題はあろうが、第2波以降へのリスクも減り、利があるのではと考える。

(文責:温品惇一)

 

 

 

  

 

 

 

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