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2024年6月10日 (月)

7.5 オンライン被ばく学習会 「核ごみをどうするかー原点に立ちかえって考える」長谷川公一さん

20240705

申込みhttps://forms.gle/BcuKg8sJiBeYnWf36

北海道の寿都町、神恵内村に続き佐賀県玄海町でも、核ごみの地層処分に向けた概要調査が行われることになりました。地層処分の前提として使用済み核燃料が再処理され、膨大なトリチウムが放出されること、プルトニウムとウランを取り出すことの意味、地震大国での地層処分のリスクなど、議論されないまま「適地選び」だけが進められている現状は、極めて危険です。

2012年9月、日本学術会議は原子力委員会の諮問に応え「高レベル放射性廃棄物の処分について」回答しています。7月5日の被ばく学習会では、この「回答」作成に参加された長谷川公一さん(東北大学名誉教授)にお話しいただき、核ごみをどうすべきか、原点に立ち返って考えていきたいと思います。

ぜひ、ご参加ください。

                    放射線被ばくを学習する会

 

<長谷川さんの講演内容>

 2012年9月の日本学術会議の「回答」(実質的な提言)は、これまでの高レベル放射性廃棄物政策を「社会的合意」を欠いたままの「転倒した手続き」であり、「従来の政策枠組みをいったん白紙に戻すくらいの覚悟を持って、見直しをすることが必要である」と手厳しく批判しました。「科学・技術的能力の限界」を認識し、「自律性のある科学者集団(認識共同体)」のもとでの「開かれた討論の場」の確保が重要であり、「討論の場の設定による多段階合意形成の手続き」が必要であるとしています。合意形成の手続き的なルールと「暫定保管および総量管理を柱とする」基本原則を打ち出しました。これこそが高レベル放射性廃棄物問題を考えるうえで、立ち返るべき原点と考えます。

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コメント

参加したいと考えていますが、地層処分の是非を論じる前に原子力ムラとNUMOが使用済み核燃料と高レベル放射性廃棄物をどう考えているか、認識しなければならないでしょう。原子力ムラは、核燃料サイクルが具現すれば使用済み核燃料はなくなると考えている、NUMOは、ガラス固化体だけを高レベル放射性廃棄物と呼んでいる。彼らのこの勝手な思い込みを否定してからでないと地層処分を否定するのもむずかしいと考えます。
また、原発そのものを巨大な放射性廃棄物であると認識することも重要ですね。廃炉の是非も論じないといけないでしょう。使用済み核燃料の中間貯蔵の是非も論じる必要があると思います。

7月5日の何時開催ですか?
教えてください。

オンライン被ばく学習会は午後7時からです。

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